春雨日録

狡兔三窟。居敬窮理。孔丘盗跖。

10℃ 曇り

日々

お歳暮を買いにドライブ。
人出が多く娘も少々疲れたようで、帰りはすぐに寝てた。

訥々

前の会社を辞める際、経営幹部と会って少し話をする機会があった。
幹部…とはいえ、家族経営の中小メーカー企業で、子育て経験のある女性である。
その方に、子育てについてほんの少しアドバイスをいただいた。
まず第一に、親が不安定にならないように努めること。
これは納得ができる。
その安定のために辞めることに変わりはないので、その点はすんなり受け入れることができた。

次に、「子供と一緒の時間を過ごしたいのは親のエゴだよ、子供はそんな事覚えてないから」と仰られた。
本心半分、遠回しの遺留が半分…のような気がして、まぁそうかな…でも辞めるしな…と話半分に考えていた。

娘が3歳になる頃になって、少し違うのではないか…と思う。

公園で初めて鎖のアスレチックを渡れたり、ボールで遊んだり、自分で出来る事は自分でさせたり、
出来た事に対して褒めてやったり、興味ありそうな事を一緒に遊んでみたり、会話をしたり、良いことを褒め、悪いことを叱り…
「見て見て」…と気を引きたがる娘に対して「すごいね」「ほんとだね」と認めてあげたり。

1つ1つの出来事など、絶対覚えていないだろう。 でも、こういう事の積み重ねが、その後の人生の土台のようになる気がするのだ。

親が教えてやれるのは、この世界のほんの少しの事だろう。

親にしか出来ない事、それは子供の自己肯定感を育てることだと思う。
なるべくプラスでポジティブの言葉を掛けてあげよう、と心がけている。